Fleetwood Mac / Tango In The Night

Mirageから5年後、1987年にリリースされた大好きなアルバムTango In The Nightです。
5年ってけっこうブランクがあったんですね。その間、wikiによるとメンバー間はあまりいい関係でなかったようで。それぞれ離婚や薬物中毒など、波乱ばかりだったようです。
どれだけ分かち合える仲でも、いろいろあるもんです(しみじみ)。
それを乗り越え、このアルバム。元々の個性が強いメンバー間と、そんなバタバタ劇の後にリリースされたわりには、驚くほどのまとまり感とポップセンスで圧倒される作品です。
駄曲皆無、どれもがシングルで売れるナンバーです。

疾走感溢れるBig Love、幻想的なイントロから力強いボーカルとスネア音で幕を開けるSeven Wonders、煌めくイントロとリズミカルなギター、そしてどこまでも美しいコーラス、もう崩れ落ちそうになるくらい好きなナンバーEverywhereと、前半の3曲でいきなりノックアウトです。
クライマックスはLittle Liesかな。Fleetwood Macの素晴らしさを凝縮したナンバーと思います。間髪いれず次にFamily Man、スパニッシュなギターソロやキャッチーなブリッジ部がなんともいえません。ラストYou And I,Part IIはプリティでこれまたいいんですよね。短時間で明るくエンディング。。。シメもええな。

Fleetwood Mac / Mirage

久々のロック・ポップジャンルを。
弱いジャンルですが、好きなアルバムはずっと聴いています。Fleetwood MacのMirageも。いわずもかなの全米No.1アルバムです。
Fleetwood Macは歴史の長いグループらしいのですが、わてが知ってる時代は超売れた頃なのですね。初期に比べたら全然路線が違うようです。
このMirageの中にあるStevie Nicks作の”Gypsy”が大好きです。気怠く低いボーカルと、煌めく楽曲の対比、くせになります。もちろん、キャッチーな”Hold Me”もいいですね。
ジャケット写真もなかなか。女性2人に取り合いされているようなLindsey Buckingham、うらやましすw
Fleetwood Macで一番好きで聴いたアルバムは次に。

Brenda K. Starr / Brenda K. Starr

マライア・キャリーが彼女のバックボーカルだったというのは有名な話。マライアのメジャーデビューは、ブレンダがソニーへデモテープを渡したのがきっかけ。その後、なんとソニーの社長トミー・モトーラとマライアがつきあいだし、マライアのデビューは順調に。先に契約していたブレンダのアルバムがおざなりになったという。あろうことかマライアは、ブレンダ最大のヒット曲” I Still Believe “をカバーまでしたようで、ファンからはマライアに対して相当なバッシッングがあったという。(これだけでなく、マライアバッシッングはけっこうありますな。いつまでも自分は姫だと陶酔している姿がオレは嫌い。)

そのI Still Believeが入ったアルバムは彼女の2nd作。MCAからのメジャー盤だが、いわゆるダンス・ポップスといった内容なので、ソウルを期待すると肩すかしを食らいます。皆が好きだと思われるこのナンバーだけが輝き、あとはいかん。あえて取り上げるならSaturday LoveのパクリであるStraight From The Heartか。フックのメロディが同じなので訴えられそうだが(笑)。
このアルバム以降はサルサに転向したらしいです。

Utopia / Deface The Music


Todd Rundgren率いるUtopiaのこのアルバム。ビートルマニアなら必須。
ビートルズをただコピーするだけのバンドはたくさんいた。Stars On 45の似過ぎには非常に驚いたし。
Utopiaのこのアルバムの凄いところは、似てるんだけどあくまでもオリジナルというところ。
でもよーく聴いてみると、これってあの曲のフレーズやん!とツッコミ満載なのだ。

01. 抱きしめたいぜ I JUST WANT TO TOUCH YOU(UTOPIA)
02. キャント・バイ・ミー・クリスタル・ボール CRYSTAL BALL(UTOPIA)
03. 泣きたいダンス WHERE DOES THE WORLD GO TO HIDE(UTOPIA)
04. アクト・シリィリィ SILLY BOY(UTOPIA)
05. ホワイル・マイ・ロンリネス・ジェントリー・ウィープ ALONE(UTOPIA)
06. エイト・デイズ・ア・ウィーク・イズ・ノット・ライト THAT’S NOT RIGHT(UTOPIA)
07. ドライヴ・マイ・カー・トゥ・ホーム TAKE IT HOME(UTOPIA)
08. ユア・マザー・シュッド・ノウ・ザ・ホイ・ポリィ HOI POLOI(UTOPIA)
09. エリナー・リグビーはどこへ LIFE GOES ON(UTOPIA)
10. フィクシング・ア・ホール・イズ・ゲティング・ベター FEEL TOO GOOD(UTOPIA)
11. マックスウェルズ・シルバー・ハンマー・イズ・オールウェイズ・レイト ALWAYS LATE(UTOPIA)
12. ミッシェルの微笑み ALL SMILES(UTOPIA)
13. エヴリバディ・フィールズ・フォーエヴァー EVERYBODY ELSE IS WRONG(UTOPIA)

以上がクレジットだが、親切にも邦盤には元ネタがタイトルに挿入されている(笑)
かいつまんでツッコミできる点を曲順に述べていこう。

1.woohh!とコーラスするところがまさに「抱きしめたいぜ」。曲調はなんとFrom Me To You。
2.Can’t Buy Me Loveそのものの7thコードが泣ける。ラストのドラミングにまたヤラれる。かっこいい。
3.I’m Happy Just To Dance With Youだろこれ!ギターが最高。また終わり方、これこそビートルズ。揃って深くお辞儀しそう。
5.Paulを真似た声が最高。かなり似ている。この邦題は間違っており(指摘)、ネタとしてはベサメムーチョを加工したようなリズム。
6.イントロのギター、コーラスとまさにEight Days A Week。ハンドクラップなんぞ、あんたそこまで。。。とツッコミたくなる。
7.この邦題も×。この曲の大きな下敷きはDay Tripper。
8.Paul McCartneyがやりそなナンバー。Your Mother Should KnowとPenny Laneをミックスしたようなナンバー
9.最高!これはEleanor Rigbyそのもの。憂いあるPaul似の声に拍手。
10.メロディはFixing a Hole、カッテングギターはGetting Better。
12.邦題そのもの。Michelleのボーカル、コーラス、ギターフレーズをアレンジ。ここまでポールにそっくりとは驚き。
13.I Am The Walrusでジョンがやっている声にノイズをかけるところはそのまま。

Utopiaは何枚か持ってて聞いてたけど、どのアルバムがいいってのは忘れたな。記憶にないってのはおそらくいいとは思わなかったんだろう(笑
このアルバムだけはいいと思った。With The Beatlesのジャケットをもじったデザイン。あえてパロディの域まで達し、尊敬の意を彼らなりに表したコンセプチュアなアルバム。最高のビートルマニアを公言したTodd Rundgren。
来月ビルボードライブ東京に来ます。