Gerald Albright / Dream Come True

 

Gerald Albright、90年リリースのDream Come Trueです。
1曲目にはJohnny Gillの名曲My,My,Myをカバー。このナンバー、原曲でのサックスはご存知のとおりKenny Gでした。もちろん原曲が偉大なだけにKenny Gを否定することはないですが、Albrightが吹いていたらどんなナンバーになっていたんだろうと想像をするだけで、ワクワクしたものです。こちらカバーは旋律をもなめらかに、そして時に感情を込めたフレーズをも。このナンバーにバックボーカルをJohhny Gillならどうなってだろうと妄想すると鳥肌が立ちます(笑)。

アルバム中盤にはChuckii BookerとのKickin’ Itが。これもライブではお馴染みのファンキッシュなナンバー。タイトルナンバーDream Come TrueではPaul Jackson Jr.の抑え気味ながら、絶対的な存在感のカッティングギターが聴けます。

いやぁ、聞き返すと素晴らしいアルバム。またこの時代もそうですが、ブラコンナンバーにはAlbrightのフレーズが加わるだけで、一気にグレード感が増していました。間奏部分に登場するのがほとんどですが、その短いパートに全体の曲調にあったフレーズとオリジナリティを融合したプレイは感動的です。

Gerald Albright / Bermuda Nights

 

Gerald Albrightの2作目はキーボーディストのChuckii Bookerと製作された重要作。
タイトルナンバーは同じ裏方業で、この後とてつもなく多くセッションを組むPaul Jackson Jr.をギターに迎えている。
このタイトルナンバーは現在でもライブのピークで使用される名曲で、このナンバーでは副業でもあるBassも担当している。
Chuckiiとの共作The Hookでは、ハネ感のあるチャッキー独特のスネアがタイト。アルブライトも味付けにフルートを吹き、気持ちいいアップナンバーになっている。

Eugene Wilde / How About Tonight

ブログの流れでこのアルバムを。T.T.F.の参加からLa Voyage、そしてソロでの活躍と、以外や芸歴の長いシンガーでありコンポーザーであるEugene Wilde。ソロの初期時代はあまりにも有名で、Blackstreetがネタにする” Gotta Get You Home Tonight “はチャート首位の名曲。
ニュージャックのムーブメントがほとぼりも冷め、R&B成熟の時代、90′s前期の名盤がこれ。
重鎮George Duke、Keith WashigtonをバックアップしたTerry Coffee and John Nettlesbeyらが製作にあたり、MCAのLouil Silas,Jrがエグゼクティブを務めるという強力な布陣で固められた。
まず申し上げておこう。捨て曲ナシである。こんなにもブラコン信者を驚嘆させる内容はなかなかない。特に素晴らしいナンバーは#4 “Special Feelings”~#5 “Whenever You’re Ready”の連なるスロウ。Paul Jackson Jr.の流麗なカッテングギターとGeorge Dukeのピアノソロが心の琴線に触れるSpecial Feelingsは何度も何度も繰り返し聴いたものだった。
このアルバム、今まで話題になることがほとんどなかったのが不思議。

Howard Hewett / Forever And Ever

Howard Hewettの傑作アルバムの一枚。これは2ndだったかな。
一時、ブックオフの250円コーナーでよく見かけていたが、さすがに最近は見ない。あれば即買いをオススメします。
このアルバムには永遠の名曲、”Once,Twice,Three Times“が3曲目に。
初めてダンスを彼女とした時の高ぶるハートをロマンティックに歌い上げる。
この年代には既にPaul Jackson Jr.とGerald Albrightという名プレイヤーコンビを引き連れている。

Angela Winbush / The Real Thing


Angela Winbushは最近どうしてるんでしょうか。
Ronald Isleyと離婚後、さっぱり活動状況がわかりません。やはり伴侶との共同作業ができない為か、自己の音楽性を表現しようとするモチベーションをも失せてしまったのでしょうか。
CDの販売状況も寂しいです。おきまりのUltimate Collectionしか売っていないようです。ソロ作3部ともマスト盤なのに。

このThe Real Thingは2作目。横たわる姿、美しいです。髪型は怖いですが(笑)、美しい顔立ちでございます。
時代に即して、起用するミュージシャンも一級です。Gerald Albright、Paul Jackson Jr.、Nathan East、Paulihno Da Costaと最強のユニットです。彼らをスタジオに呼んだアーティストってどれだけいるんでしょうか。Nathanはそうでもないかもしれないけど、他の3名は毎日のようにソウル畑のアーティストのレコーディングに関わっていたはず。

Ronald Isleyとのデュエット”Lay Your Troubles Down”からラストまで、完璧な楽曲と歌声。
“Precious”での突き抜けるようなファルセットは妖艶でぞくぞくとさせてくれる。曲調もまさにアイズレーマナー。様式めいた存在感はこのアルバム中、一番。次曲の”Please Bring Your Love Back”では地声での押しが力強い、これも素晴らしいナンバーです。
絶対に忘れてはならないシンガーでありコンポーザー。Angela、戻ってきてくれないかな。