新譜をあまり買わない(買えない笑)わたしも、このJoeだけは即効で手にとった。
おそらく自分にとって「懐かしさ」というものを「今」に表現してくれた喜びからなのかと思う。
80’sリバイバルなConfectionもそうだったし、自分と同じツボを持つ、アーティストの感覚となるもの、聞き手の気持ちとピッタリあったものは音楽好きにとって、何物にも変えがたい喜びなのである。

もう擦りきれる程(CDはそうはならんか)聴いてるSignatureだが、#3″Very Special Friends”,#4″Friends Don’t Let Friends”そして#10″Love’s Greatest Episode”のナンバーはさらに寝床に入ってからも、プレイボタンを押している自分がある。
なんてステキなナンバーなんだろう。深い慈愛に満ちた音、それはストリングスやフェンダーローズのナチュラルな音が耳に心地よく、そして繰り返すメロディラインに酔えるからである。またその前後のナンバーと流れが非常にいい。曲順もかなり練られている。

クラッシックというネーミングが合うアルバムだが、それはJoe自身の服装やスリーブデザインまで及ぶ。今時ハウンドツース柄の三揃えスーツにソリッドタイである。サヴィルロウである。それもモノクロ写真で佇んでいるのだが、驚くことにジャケットを開けるとローズレッドのCD盤面。そのモノトーンのスリーブとのコントラストは更にトラディショナルな趣を助長させ、たまらなくなり目頭が潤みました(爆)。
わたしはこう思いました。Joe自身がローズレッドの薔薇を手に抱えて、あなたに本当の愛のメッセージをしたかったんだと、そう語りたいアルバム「Signature」ができあがったんだと。

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